金箔関係の記事のシリーズが続いていますが、味変的に雑記を挟みます旨ご了承ください。次回はまた金箔関係の記事に戻します(汗)。
さて、先日ブログ主は育てている観葉植物が元気がないなぁということで、ある専門のお店に参りました。
事前でネットで色々調べまして、株分けか、鉢変か…や、あるいはこういった観葉植物の根っこ部分に関わりそうな部分をこの季節にやってもいいのかということなどを相談したかったのです(そして必要ならその処置をしていただきたかった)。
で、実際そういう専門家にお話を伺ったら、「強いていうなら鉢の大きさを変えることだけど、今、ではないかな~」という詳細な説明と、あと栄養不足の話をされまして、まずそういうところからの改善を診断されました。しかも効果があってお安いものを勧めてくれました(苦笑)。
これまでの人生、一年草や多年草、椿のような樹木など、色々なものを何も考えないまま育ててきまして、それでも順調に全て育ってきたものだから、元気のなくなる観葉植物がいる!とびっくりしたのと共に、冬の間ネットは調べたり様子見くらいしかできず、大分悩みました(上記の色々やれそうなことは「暖かくなってからやるべき」とされているので)。
そういう話をお店の重鎮的なおじいちゃんにお話ししておりましたら、「相談してくれてよかった。我流で対処すると、うまくいくことはほぼないから。小さなことでも相談に乗りますし、そういう心配はしないでね」と言ってくださって、とてもほっとしたんですね。
これは絵画の修復でも同じで。本当に専門に学んだ人以外が触る怖さを「無知の人ほど」理解しません(逆に保存修復専攻で学んでいる学生なんかは、調査一つでもどんなに怖いかが分かっており、中には過剰なまでの恐怖を抱く学生もゼロではありません。でも、これは正しい反応で、こういう専門を職業にしていてもそれは同じ。「恐怖」がない人が触るべきではありません)。画家だからとか、画材屋さんだからというのは、「保存修復家」とは全く違う職業の人です。「服飾製造」と「クリーニング屋」さんほどに違います。クリーニング屋さんも、「シミをつけたら無駄に触らずにそのまま持ってきて!」といいますよね。素人が触ると問題が増えるのです。
ちなみにですが、保存修復業界あるあるで、「なんとかして」と運ばれてくる作品の結構な割合として「素人(画家、学芸員含む)が触ってさらにおかしくなった」ものが挙げられます。そして、無駄に素人が触ると「あああ。無駄に修復の難易度が高くなった…!」ということで処置費用がぐん!と上がります(これは脅しとかそういうのではなく、事実。処置日数がいきなり上がることになるためです)。
このブログをはじめ「修復How to」みたいなものが見つからないのは、そういう理由もあります。家電や自転車を直すように「How to」では修復はできず、そういう物が世に出たら最後、特に現在のように「youtubeを見てやってみた!」みたいなもので、素人が「理解をしないまま」訳のわからないことをやることになることが目に見えているからです。
ただもう一つ、こういうことも思うのです。「本当に大切に」していたら「専門家に任せる」という判断を普通にするのでは?と。「自分の対処ひとつでこの子(子供、ペット、植物、作品)に何かあったら?」と思わない段階で、「本当は大事ではないのでは?」とちょっと思ってしまうのは、ひねくれているのか…、うーん、でも…という感じです(汗)。
というわけで本日はここまで。最後まで読んで下さりありがとうございます。まぁ、なんでも専門的なことは専門の方に聞くのが速いし正確だし問題も支出としても小さいですよ、とお伝えしたい次第です。
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