初めてバラ園へ

雑記

先日台風が来る前に、人生で初めてのバラ園に行ってまいりました。ちなみに伺ったのは、山形県の東沢バラ園です。

ブログ主は、自身で植物を育てるのも好きですし、切り花を飾るのも好きなのですが、なにか、そういう「特定のお花のみの広場」に行くのはなんとなくハードルがあったようです。

お花の園にいくよりは、動物園。動物園よりは美術館。そんな人生でしたので、個人的都合もあってのことだったのですが、今回初めてバラ園に伺うことと相成りました。

癒しの空間:花園

今回初めて「特定の花の園」に参りましたので、あらゆる「花園」でもそうなのかはわからないのですが、まずは香りのよさにびっくりでした。マスクをしていても香ることにもびっくりし。

変な話、お手洗いを利用しても、別に芳香剤なんか置かれていないのに、すごくよいバラの香りが…(笑)!

もちろんいろんな種類のバラが展示されており、普段お花を買うときに「あの薄い色味のバラを…」とか言っていたものに、きちんとひとつひとつお名前があることを確認するのは、興味深いものでした。

お花の見た目としましても、「えっ、これもバラなの?」という、お花屋さんでよく見る形ではないものがあったり、「こんな色合いのものもあるの?」ということを知ったり、立体的なお花の図鑑のようで楽しいものでした。

よくイギリス人が庭に凝る話なんかを本なんかで見ながら、「なんでかしら~」と思っていたものが、実際こういう庭園を見ると「こういうお庭いいわ~」になるものだから、現金なものですね(苦笑)。

ただ、心身ともに疲れている時に、よい香りや美しい花を、よいお天気の下でただぼーっと眺めているだけでも、落ち着くといいますか、ほっとできる自分がおりました。私が伺ったバラ園は、市民の方は無料で入園できるそうで、こういう落ち着ける場所があるってすばらしいなと思ってしまいました。

ガイドさんに是非案内を頼んでみて!

今回初めてバラ園というものに訪れた上で思ったことは、どこの「花園」にもガイドさんがいらっしゃるのかはわからないのですが、ガイドさんに案内を頼んでみるの、いいかもなぁということです。

美術館にいくと最近はどこでもオーディオガイドがありますが、ブログ主は通常使わない派です(苦笑)。どうしてもこの展示に関してだけは!という場合には使いますが。

そんなブログ主がガイドを所望するとよいかもと考える理由は、やはり自分が園芸初心者だからというのもあるのですが、自分が楽しむ方法以外で「どう花園をより楽しむか」というのを教えてもらえるからです。

今回バラ園を伺った際は、別段個人的にガイドさんをお願いしたわけではなく、たまたま他のお客様と雑談していた無料ガイドさんに、ちょこっとお話を伺っただけではあるのですが、それが私個人(園芸初心者)には非常に面白いお話でして。

実際それはバラ園のスタッフとしての「来客数を上げるテクニック」でもあったのかもしれませんが(笑)、「次にバラ園に来る機会があったら、絶対6月~!」と思わせるガイドさんでした(笑)。ガイドさんのおっしゃるバラは、6月に咲くそうで、9月には咲いていなかったんですよ。残念。

また、ただバラの見た目とか、たまたま植えたとかそういうものなのかと思っていたら、きちんとテーマごとの展示になっているそうで。そういった園のテーマとか、個々のバラの歴史のようなものを知りながら園を歩くと、また違う視点で花園を見ることができるんですね。バラなんかは人間による改良の結晶なんだなぁと感慨深く思いました。

バラ味の食べ物もありました

ちなみに、私が伺ったバラ園では、面白い飲食物が販売されておりまして。

一般的なやきそば、フランクフルト的なものも販売されていれば、バラコーヒー、ローズティー、バラサイダー、バラアイス、バラソフト、バラジェラート、バラパフェなどなどと、バラ味の商品が販売されていました(一部売り切れでしたが…)。ちなみにブログ主はバラジェラートを頂きました。

なお、ブログ主が中学生のころ(なんとまぁ、昔々じゃ…)、学校の帰り道にジェラート屋さんがありまして、そこでバラジェラートが売られていました。当時のお友達と食べた記憶としては、「芳香剤的な味がする…」と思ったことが深く刻まれております。

また、海外留学をしていた際に、個人的に模写を教えてくれていた師匠(すでに鬼籍)がいつもなにかお菓子を買ってくださっていて、そのなかにグミキャンディーだったか、バラ味のものがあったなぁと思いだしました。それは美味だったのですが、やはりバラの香りが強かった記憶がありました。

その上で今回バラジェラートを頂いたら、すごく自然なお味。バニラ味に嫌味なくひっそりとバラの香りがついている感じ。香料に頼らず、本物のバラだけで作るとこうなるのだろうか?と考えるようなお味。ですので、ハーブのようなものが苦手な方でも問題なくいただける感じでした。逆をいうと、ものすごく「バラ!」という味をお求めな場合は、パンチが弱い感じかもしれませんね(^^;)。

本日のまとめ

バラ園は美術館などとはちょっと違うしな~とは思っていたのですが、実際行ってみるとすごく学びがあるといいますか、触発されるものが個人的にありました。

この9月8日に他界されたエリザベス女王の戴冠にちなんで名づけられたバラなどの存在も知ったことから、植物にも歴史があり、人の愛情と手を経て今に残ることに今更ながら思う次第。

バラに限らず、植物に限らずですが、今当たり前に自分の周囲にあるものは、当たり前に存在しているのではないのかもしれないというのは、いわゆる文化財となんら変わらないなぁと思いつついたのでした。

私がお伺いしたバラ園は9月25日まで開園しているのだったかしら。台風もありましたし、バラが散ってしまっていないかちょっと心配ではありますが、ご興味のある方は是非行ってみてください。

本日は単なる雑文でしかありませんが、最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

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