雑記 ニュースから:「化石燃料への抗議活動」としての有名絵画への問題行動 イギリスのロンドンにあるナショナルギャラリーにて、2022年10月14日に「化石燃料に反対する抗議者」がフィンセント・ファン・ゴッホの作品「ひまわり」(1888年制作)にトマトスープをかける事件が発生した模様(参照:ゴッホの「ひまわり」に... 2022.10.16 雑記
修復を学ぶ 絵画を断層状態で観察する:「絵画を支えるもの(支持体・基底材)」をもう少し詳細に観る ここしばらくの記事にて、「絵画」は「表現を支えるもの」と「描くためのもの」からなるとお話しました。 また、「描くための素材」は一般的に「絵具」ですが、「表現を支えるもの」は専門的に「支持体」や「基底材」と呼ぶことを直近の記事にて説明... 2022.10.16 修復を学ぶ絵画の構造
修復を学ぶ 絵画は「絵具」だけからなるものではない:「描くもの(絵具)」と「絵具を支えるもの(支持体・基底材)」との相性の大事さ 先の記事にて、「絵画」は「絵具」だけからなっているのではなく、少なくともそれを「支える素材」がなくてはどうにもならないと書きました。 また、その「支えてくれる素材」が何でもいいわけではなく、「絵具」のような表現する素材との相性を考慮... 2022.10.14 修復を学ぶ絵画の構造
修復を学ぶ 絵具は何からできている?:接着成分の違いに伴う具体例を見る② 先の記事にて、絵具というのは非常におおざっぱな言い方をすると「顔料(色担当)+〇〇(接着成分)」ででき、この「〇〇」の部分を変えると、水彩になったり油彩になったりするとお話をしました。 また、いくつかの例を示しました。 本日は... 2022.10.13 修復を学ぶ絵画の構造
修復を学ぶ 絵具は何からできている?:接着成分の違いに伴う具体例を見る 先の記事にて、絵具というのは「顔料(色を表すもの)とメディウム(接着成分)」からなるよというお話をしました。 また、「顔料」というのはメディウムに溶解するものではなく、粉体がメディウムに分散している状態のものですよという話をしました... 2022.10.12 修復を学ぶ絵画の構造
修復を学ぶ 「絵具=顔料+メディウム(結合剤、展色材、媒材)」だけど、「顔料」にも実は種類がある? ここしばらくの記事のおさらいとしまして、絵具に求められる3つの必須条件として「有色であること」「物質であること」「(描くべき対象に)付着すること」が挙げられるとともに、それとは別に「扱いやすいこと」や「一定期間変化しないこと」が求められる... 2022.10.11 修復を学ぶ絵画の修復
修復を学ぶ 絵具って何からなるの?:おおよそ「顔料」+「●●」 ここ直近の記事では「絵具」って何?という話を進めています。 その上で、絵具に求められる3つの必須条件として「有色であること」「物質であること」「(描くべき対象に)付着すること」が挙げられるとともに、それとは別に「扱いやすいこと」や「... 2022.10.10 修復を学ぶ絵画の構造
修復を学ぶ 絵具ってどういうもの?:「絵具に求められる3つの条件」に加えられる、さらに別の2つの条件 先の記事から、あくまでもおおざっぱな言い方ではありますが、「絵画」というものが「絵を支えるもの」と「絵を表現するもの」からなり、その「絵を表現するもの」を違う言い方としていうと多くの場合は「絵具」ということができるとお話しました。 ... 2022.10.10 修復を学ぶ絵画の構造
絵画の構造 絵具ってどういうもの?:絵具に求められる3つの条件 直近の記事にて、「絵画」というものはあくまでもおおざっぱにいうと「表現を支える物質」と「絵画を表現するためのもの」の2つからなり、また、その「絵画を表現するためのもの(絵具)」を構成するものの一部分として主に「色彩」を担当する「顔料」とい... 2022.10.08 絵画の構造
絵画の構造 そもそも絵画ってどういうもの?:絵画を構成する素材を少しだけ細分化して考えてみよう 過去の記事にて油絵修復する際には、まず「作品を理解」して、「損傷原因を理解」して、さらにそれを踏まえての「保存修復処置計画」を立てる必要がありますとお話しました。 その中でここからは作品への理解というものをもう少し話していきたく思い... 2022.10.07 絵画の構造