ご依頼の際によくあるご質問例1

Q.作品の制作者(画家)さんが日本人ですが大丈夫ですか?

A.ブログのトップ写真を見ると、ヨーロッパの作品じゃないとダメなのかと不安になりますね(汗)。しかしながら、ブログ主の場合は主に「油絵(およびその周辺技法)の保存修復」を専門としております身ですので、制作者さんの国籍よりも作品の「技法材料」にご注目いただけるとよありがたく思います。ご相談者さまのほうで「技法材料」の判断ができない場合は、当ブログ主に限らず、いかなる保存修復関係者においても、とりあえず「ご相談」という形で問題ございませんのでその点ご安心ください。

Q.「連絡をする」=「発注」ですか?

A.当ブログ主に限らず、一般的に「修復関係の研究施設」でも「修復関係の会社さん」でも「個人」でも、修復関係に於きましては、まず「ご相談」という形でお話をお伺いさせていただく形となっています。いずれの場所に於きましても「相談したから、即、契約」ということはございませんし、真剣に作品を拝見させていただき、ご依頼主さまのご心配を軽減するためにお話を伺いますので、まずお気軽に「ご相談」からしてみられるとご安心いただけると思います。

Q.相談時には、何を伝えたらよいですか?

A.あくまでも「ご依頼者様にとり回答が可能な限り」のお話で、状況次第では「なにがなんでも」ではない旨、先にご容赦ください。

  • 何の上に何で描かれている作品か(例:「紙」の上に「クレヨン」で描かれている作品)     ※正確じゃなくとも、「おそらく油絵」とか「おそらく水彩」などの回答で結構です
  • 作品のみのサイズはどのくらいか(例:縦×横のサイズ、あるいは号数など)          ※計測するという行動が作品に危険を与える場合もありますので、「A4サイズ4枚程度の大きさ」のようなおおよそで結構です
  • 額に作品が入っている場合は、額自体の大きさはどのくらいか(例:縦×横×厚み)       ※計測するという行動が作品に危険を与える場合もありますので、「A4用紙4枚程度の大きさ」のようなおおよそで結構です
  • 所蔵がどこ、制作者がだれ
  • どういう点がお困りか                                   

以上をご相談時にお伝えいただけるとよりよいかなと思います。

お悩みは抱えずに、専門の方に「まずご相談」していただくと、お気持ちだけでも軽くなるかもしれません。

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