2022-10

修復を学ぶ

「絵具=顔料+メディウム(結合剤、展色材、媒材)」だけど、「顔料」にも実は種類がある?

ここしばらくの記事のおさらいとしまして、絵具に求められる3つの必須条件として「有色であること」「物質であること」「(描くべき対象に)付着すること」が挙げられるとともに、それとは別に「扱いやすいこと」や「一定期間変化しないこと」が求められる...
修復を学ぶ

絵具って何からなるの?:おおよそ「顔料」+「●●」

ここ直近の記事では「絵具」って何?という話を進めています。 その上で、絵具に求められる3つの必須条件として「有色であること」「物質であること」「(描くべき対象に)付着すること」が挙げられるとともに、それとは別に「扱いやすいこと」や「...
修復を学ぶ

絵具ってどういうもの?:「絵具に求められる3つの条件」に加えられる、さらに別の2つの条件

先の記事から、あくまでもおおざっぱな言い方ではありますが、「絵画」というものが「絵を支えるもの」と「絵を表現するもの」からなり、その「絵を表現するもの」を違う言い方としていうと多くの場合は「絵具」ということができるとお話しました。 ...
絵画の構造

絵具ってどういうもの?:絵具に求められる3つの条件

直近の記事にて、「絵画」というものはあくまでもおおざっぱにいうと「表現を支える物質」と「絵画を表現するためのもの」の2つからなり、また、その「絵画を表現するためのもの(絵具)」を構成するものの一部分として主に「色彩」を担当する「顔料」とい...
絵画の構造

そもそも絵画ってどういうもの?:絵画を構成する素材を少しだけ細分化して考えてみよう

過去の記事にて油絵修復する際には、まず「作品を理解」して、「損傷原因を理解」して、さらにそれを踏まえての「保存修復処置計画」を立てる必要がありますとお話しました。 その中でここからは作品への理解というものをもう少し話していきたく思い...
修復を学ぶ

絵画の保存と修復:作品にとり「負担」の少ない処置って?ー善意があれば「処置」は全て問題ない行為であるのか?

先の記事にて、文化財(絵画)の保存修復の実際的な処置の前には「作品理解」「損傷発生原因の理解」そして「先の2つに基づいた修復計画の作成」の必要があるとお話しました。 また、最後の「修復計画」において、「修復する」「なんらかの処置をす...
修復を学ぶ

絵画の保存と修復:「作品にとり負担の少ない処置」の選択の重要性―医療と文化財保存修復との違い

先の記事にて、文化財(絵画)の保存修復の実際的な処置の前には「作品理解」「損傷発生原因の理解」そして「先の2つに基づいた修復計画の作成」の必要があるとお話しました。加えて、最終的に実施する「修復計画」において、「修復する」「なんらかの処置...
修復を学ぶ

絵画の保存と修復:適正な「修復計画の作成」のために考えるべきこと

少々前の記事にて、医療の現場における実際的な処置の前に「患者さんへの理解」「問題発生の原因の理解」「先の2つを踏まえての治療方法、対処方法、予防方法」への理解のために病院ではいろんな検査をするんだろうという話を書きました。 また、そ...
修復を学ぶ

絵画の保存と修復のために:「作品に発生した損傷」の原因を理解する必要性

以前の記事にて、医療の現場における実際的な処置の前に「患者さんへの理解」「問題発生の原因の理解」そして「先の2つを踏まえての治療方法、対処方法、予防方法」への理解のために病院ではいろんな検査をするんだろうという話を書きました。 また...
修復を学ぶ

絵画の保存と修復:最も重要だとされる「作品理解」って、たとえばどういうこと?

先の記事では、医療の現場における実際的な処置の前に「患者さんへの理解」「問題発生の原因の理解」「先の2つを踏まえての治療方法、対処方法、予防方法」への理解のために病院ではいろんな検査をするんだろうという話を書きました。 では、絵画(...
タイトルとURLをコピーしました