2023-03

修復を学ぶ

卒論のテーマ探しは、1年生段階から始まっている?

ここしばらく卒論関係のお話を記事にしております。 本日の記事タイトルは、もし大学3,4年生あたりが見ると卒倒しそうですね(^^;)。あの、手遅れという話ではなくて、「もともとその学科が最終的に卒論を卒業案件としているならば、低学年の...
修復を学ぶ

大学の卒論に「~に役立つ」という付加価値は必ずしも必要はない

ここしばらく卒論関係のお話をしております。 今回の記事は大学生が卒論のテーマを決めるとき、あるいは卒業研究中もしくは卒論執筆中におおよその学生がいう言葉、「僕(私)の研究って、何の役に立つんでしょう」問題です(笑)。 これ、修...
修復を学ぶ

教員に反対された卒論のテーマって、選択できないの?

ここしばらく「卒論関係」の記事を書いております。通常当ブログを読んでいるわけではなく、たまたまこの記事に出会ったという方は、もしかしたら「やりたいテーマがあるのに、教員がダメっていっている」のかもしれないですね。 もし先生が「このテ...
修復を学ぶ

卒論、現実問題として大事なこと

2つ前の記事にて、卒論のテーマを考える上で①興味不足、②知識不足、③プライドの高さが問題としました。 また「自分の論文が他人(特に同級生や後輩)からどう思われるのか(できない学生だと思われたくない)」という「他者評価」を気にしすぎて...
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卒論のテーマが決まらない理由:良いテーマがないから?

先の記事にて、卒論のテーマが決まらない理由として3つ挙げました。「①勉強不足」「②興味不足」「③プライドの高さ」ですね。 ③はわかりにくいとは思いますが、最近の学生さんにある感じだと「他者評価を気にしすぎ」ということです。「自分の価...
修復を学ぶ

卒論のテーマってどうやって決める?:テーマが見つからない理由

正直3月のこのころにする話ではないとは思うのですが(このころに卒論のテーマが未決定というのは、ちょっと困る事項ですので…)、遅くとも4年生になった4月の最初あたりの授業で卒論のテーマ確認などをすると思うので、こういうことをテーマとしており...
絵画の修復

紫外線蛍光写真の「蛍光」を理解するための基礎化学2:蛍光物質が蛍光する理由

前の記事の続きで、絵画作品などに紫外線を照射すると、照射された物体の表面を構成するものが蛍光することがあるのですが、その「蛍光」を理解するためのお話をしております。 前回の記事では、原子の構造や電子の配置についてといった高校の基礎化...
修復を学ぶ

紫外線蛍光写真の「蛍光」を理解するための基礎化学:原子の構造と、原子の電子配置

先の記事にて、紫外線蛍光写真のおさらい的なことを少し見ました。もし気になられるようでしたら、先にそちらを読んでいただけると幸いです。 この記事は、「そもそも紫外線は人間の目に見えないのに、それを作品に照射して、何かが見えるって変じゃ...
修復を学ぶ

紫外線って目に見えないはずなのに、文化財の調査でなぜ使うの?

過去の記事にて、文化財保存修復業界における作品調査の際に、「光学調査」というものを行うという話をしました。 ひとことに「光学調査」と言いましても色々「ノーマル写真」「赤外線写真」「X線(レントゲン)写真」などと様々なな手法を使うので...
用語

【用語】マスティック樹脂(トリテルペン2):絵具に関する概要(ベルギーの大学での授業Ver.45):結合剤と希釈材25

毎度毎度同じシリーズ内で同じ文言を繰り返してはおりますが、前置きとしまして、この用語シリーズはブログ主が海外の大学で留学していた際に、授業でいただいたプリントの翻訳となります。西洋絵画を構成する素材の一つである絵具を理解する足がかりの一つ...
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