2023年3月6日に、笑顔を浮かべ、2つのえくぼを持つスフィンクスが見つかったと発表されたようです。
元のニュース記事はこちら:笑顔を浮かべたスフィンクスがエジプトで発見される。ローマ皇帝クラウディウスか (msn.com)、Un mystérieux sphinx “souriant à fossettes” découvert en Egypte – rts.ch – Monde(2つともに外部リンクですので、自己責任でご覧くださいませ)。
一般的にブログ主が思い起こすスフィンクスというのは大きなものなのですが、今回見つかったスフィンクスは小型なもののようです。
以前何かで、大きなスフィンクスの顔はもともと現在のものではなかった(後年顔がつくりかえられた)という説を見たか読んだかしたことがありました。例えばお顔の大きさが身体の大きさから考えても非常に小さいことから、「かつての顔(そもそも人の顔ではなかった説)」から「今の顔」に削られたのではないかという説があるみたいなんですね(長年の経年による風化などによって損傷した箇所を、削るなりして補修した結果とも言われているようですが)。残念ながらブログ主はエジプトに行ったことがないのでスフィンクスの大きさの実感というのは全くわからないのですが、大きいものだという認識のみで考えますと、鑑賞する人間から頭部までは距離が非常に遠くなるので、「通常より大き目に作って、視覚的には適正な大きさに見せる」ということはあっても、「頭部を小さく作る」というのは美観的に(威厳などを見せる意味でも)なかなかないのではないかなぁと思ったりするんですね(実際哺乳類などで、グループのボスになるようなものは、お顔が大きい傾向もあるのだそう)。ギザのスフィンクスは色々謎が多いモニュメントなのですが、こうやって新規のスフィンクスなどが見つかることによって、少しでも謎が解明されるといいですよね(^^)。
なお今回発見された小型スフィンクスは、「えくぼつき笑顔」と評されているとおり、お顔が普通に人間のものな様子。また、お顔(頭部)の大きさは、身体と比較してもバランスがよさそうな感じに見えます。写真からの印象ですと、神社で狛犬さま的な配置で置かれていても、「うんうん」というような大きさなのでしょうか。すでに発見されている多くのスフィンクスは2体1対らしいので、今回見つかったスフィンクスも1対なんでしょうか?ま、この「スフィンクスは2体1対」説?みたいのがあるので、ギザのスフィンクスが1体しかないのも変ですよね。大きなモニュメントですので、うっかりどこかで失くすということもないとは思うのですが…。とはいえ、今回発見されたミニサイズスフィンクスだって、決してポケットサイズでもない割に長い間埋もれていたわけですので、エジプトではある程度大きなものでもどこかに埋もれているのかもしれないですね(汗)。エジプトに行ったことがないので、本当に想像つかないな~(滝汗)。
よく知られていギザのスフィンクスの制作年というのは、正確にはわからないらしい(定説では紀元前2500年ごろといわれていますが)のに対し、今回発見されたミニサイズスフィンクスのおおよその制作年代が推察されている模様。一応紀元後のものと推察されているのかな。ものすごく古いものなのに、ギザのスフィンクスの推定年代と比較すると「ふ~ん」みたいになるのが不思議なところですね。
そういえば、かつて関西に関するうわさで「京都・奈良はどこでも掘ると何かでてくるし、何かでてくるとそこから調査とかしなくちゃだから大変なんだよ」というのを聞いた記憶があるけれど、この噂が本当ならば、関西はエジプトと同じ状態ということなのでしょうか。さすがに大仏とかは発掘されないと思っていますが。
エジプトって長年調査されている気がするのに、なかなか調査が進まない気がするなぁと思っていたら、エジプト政府からの制限なんかもあるみたいですね。そう思うとエジプト研究をされている方の苦労なんかもしのばれる気がします。
最近世界的に心労の多いニュースが多かったので、明るいニュースのメモとして。
最後まで読んで下さり、ありがとうございます。
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