修復を学ぶ

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紫外線って目に見えないはずなのに、文化財の調査でなぜ使うの?

過去の記事にて、文化財保存修復業界における作品調査の際に、「光学調査」というものを行うという話をしました。 ひとことに「光学調査」と言いましても色々「ノーマル写真」「赤外線写真」「X線(レントゲン)写真」などと様々なな手法を使うので...
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大学では勉強せずに卒業できるの?4/4

3つ前の記事、2つ前の記事、直近の記事とシリーズでタイトル通りの話を書いております。 当記事を読む前に、もしご興味がありましたら前記事を読まれるとより内容が理解しやすかと思います。ぺこり。 2つ前の記事などは外国の大学と日本の...
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大学では勉強せずに卒業できるの?3/4

2つ前の記事、直近の記事との続きとして、タイトル通りの話を書いております。 直近の記事において、今の日本の大学のシステムはよその国もシステムを中途半端に持ってきている状態かつ、どういうことがシステムを持ってきた国と違うのかということ...
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大学では勉強せずに卒業できるの?2/4

直近の記事より、タイトル通りの内容で文章を書いてみております。 回答としては「卒業できないこともない」ということにはなることが前提です。 先の記事の続きでいいますと、現在の日本の大学の在り方のお手本は中国やアメリカからといいつ...
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大学では勉強せずに卒業できるの?1/4

本日はたまたまタイトル通りの会話を耳にしたので、これを記事にしようと思います。 ただ、正直このタイトルどおりの質問が出ること自体が、「日本の大学」の印象なんだろうと思います。日本以外の全ての大学を知っているわけではありませんが(そし...
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作品をあらかじめ、汚したり壊したりしないことが、作品保存にとって大切な理由

絵画だけでなく文化財全般において、「壊れたら手を入れたらいい」ではなく、「そもそもに壊れないよう、予防的に保存しよう」という考えが大前提としてあります。 これは医療における「予防」と同じです。 例えば特に顕著なのは、歯科だと思...
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作品を計測することでわかること(4/4話)

3つ前の記事にて、作品を計測することの重要性の触りのようなことをお話しました。 本日はその続きです。 3つ前の記事の箇条書きの5つめ「その作品の処置、あるいは保存のための対処をどのようにするかを考察する基盤となる」についてお話...
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作品を計測することでわかること(3/4話)

2つ前の記事にて、作品を計測することの重要性の触りのようなことをお話しました。 本日はその続きです。 2つ前の記事の箇条書きの4つめ「計測した時期の作品サイズがオリジナルのサイズか否かを推察することができる(この場合、他者の意...
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作品を計測することでわかること(2/4話)

直近の記事にて、作品を計測することの重要性の触りのようなことをお話しました。 本日はその続きです。 先の記事の箇条書きの2つめ「作品の製作地、あるいは作品を構成する基底材あるいは木枠などの素材の出身地がわかる」と、3つめ「その...
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作品を計測することでわかること(1/4話)

作品を調査する際に、いかなる作品においても実施する調査である反面、多分学生さんにおいてはその重要性があまり理解されない調査として、「計測」があると思います(学生さんは、「すごそうな機材」を使うことが好きで、あまりこういう地道な調査を好まな...
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