修復を学ぶ

作品を計測することでわかること(3/4話)

2つ前の記事にて、作品を計測することの重要性の触りのようなことをお話しました。 本日はその続きです。 2つ前の記事の箇条書きの4つめ「計測した時期の作品サイズがオリジナルのサイズか否かを推察することができる(この場合、他者の意...
修復を学ぶ

作品を計測することでわかること(2/4話)

直近の記事にて、作品を計測することの重要性の触りのようなことをお話しました。 本日はその続きです。 先の記事の箇条書きの2つめ「作品の製作地、あるいは作品を構成する基底材あるいは木枠などの素材の出身地がわかる」と、3つめ「その...
修復を学ぶ

作品を計測することでわかること(1/4話)

作品を調査する際に、いかなる作品においても実施する調査である反面、多分学生さんにおいてはその重要性があまり理解されない調査として、「計測」があると思います(学生さんは、「すごそうな機材」を使うことが好きで、あまりこういう地道な調査を好まな...
雑記

【雑記】そもそもどうして文化財には保存修復処置が必要なのでしょうか(3回目/全3回)

2つ前の記事から、20年ほど前に、ブログ主が絵画保存修復関係者であるということを知っている知人女性(非家族、非親戚)から、「所詮【もの】は傷んで無くなるのだから、そんなに躍起になって処置する必要性がどこにあるの?」ということを発言されたこ...
雑記

【雑記】そもそもどうして文化財には保存修復処置が必要なのでしょうか(2回目/全3回)

先の記事にて、20年ほど前に、ブログ主が絵画保存修復関係者であるということを知っている知人女性(非家族、非親戚)から、「所詮【もの】は傷んで無くなるのだから、そんなに躍起になって処置する必要性がどこにあるの?」ということを発言されたことを...
雑記

【雑記】そもそもどうして文化財には保存修復処置が必要なのでしょうか(1回目/全3回)

新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。 さて、今回はあくまでも個人的見解のお話で、学術的なお話でも専門的なお話でもないことを、先にご容赦いただけたらと思います(汗)。 すでに20年近く前のこととな...
雑記

【雑記】ベルギーでのクリスマスの思い出

クリスマスイブの夜ですね。 皆様いかがお過ごしでしょうか? 今回は海外でのクリスマスの想い出を記録しておこうかと思います。 なにせ累計7年ベルギーで過ごしておりましたので、何回かおそらくヨーロッパの正統派的なクリスマスを...
雑記

【雑記】日光が減る時期だからこその、おひさまの大事さ:落ち込み予防

本日はクリスマスイブですね。いかがお過ごしでしょうか。 今年は各地で記録的な寒波が来ているようで、あちこちの地域で雪によるトラブルが起きている模様。特に普段雪が降るというイメージのない県などにも寒波による支障がでているようです。ニュ...
修復を学ぶ

光学調査:蛍光X線分析ってなあに?

ここ最近、作品調査の手法の一つである「光学調査」のシリーズの記事を投稿しております。その中でも直近の記事までは、「X線(レントゲン)写真」についてこれまたシリーズ的にお話してきました。 本日は、同じく「X線」という名称のつく、「蛍光...
修復を学ぶ

光学調査:X線(レントゲン写真)ってなあに?⑤

ここ最近、作品調査の手法の一つである「光学調査」のシリーズの記事を投稿しております。その中でも直近の記事では、「X線写真」にて絵画層に限らず、基底材や下地層などがどのように写るのかというのお話をしました。 一応本日は「X線写真」のシ...
タイトルとURLをコピーしました