入院・手術の話①:異変があればすぐ病院へ

入院手術の話:顎下腺腫瘍

2025年に、手術・入院をしておりました。

あまり耳馴染みのある病気ではないこと、私自身発覚時以降病院に行くまでや、手術することが決定した後など、ネットで色々調べましたが、思いのほか情報が限られたことから、あくまでも「私の場合は」ということでこのシリーズを書いておく次第です。

私が罹った病は「顎下腺多形腺腫」。腫瘍です。顎下腺腫の中では一番多いパターンです。

病気は自分で発見。ここから病院に行くまでに約1年半。さらに手術に至っては発見から約2年後のことです(病院にいって検査をし、病院や私の都合から手術まで間が開いたため)。

発見は簡単でした。顎の部分に、ころっとした小さなボール状の存在がいきなり出現したからです。痛くもかゆくもありませんでした。しかし、手で触れるところころする。

視覚としては、言われればなにかある…?くらいのもの。コロナ後のことですので(落ち着いたとはいえ、インフルなども含め何が蔓延しているかわからないので)、毎日マスクをしていることもあり、誰にも指摘されることはありませんでした。

さらに、病気を発見した2024年頭頃から病院に行った2025年8月までの間(および手術をした2025年11月まで)、色々病気に罹り、病院にかかってはいるのですが、医師に顎下腺腫瘍に関し指摘されることは皆無でした。

(今となって思うこととしては、病院、とくに大きい病院ほど、患者自身が「困っている」と相談したこと、あるいは紹介状に書かれていることに対しては調べてくれるけれども、それ以外のことは、例え口でいっても紹介状に書かれていないとみてくれることはありません。経営上、できるだけ最短の時間で患者の数をさばかなければならないからです)

上記のとおり、ド素人の私が手で触れるだけでもわかる異常に関し、医師が何も言わないことで私はますます「大丈夫だ」と思いこもうとしました。心の奥底では「そんなわけがない」とはわかっていましたが…。なので、専門医に見せようとはしなかったのです。

ネットで調べてみると、私と同じような方は多いようです。痛みもかゆみも生活上の支障が何もないので、「病院に行く必要」が有耶無耶になってしまうのです。

ただ、この病気に罹り、手術も終えた身として思うのは、手術だなんだは置いておいて、とにかく一度専門のお医者さんに診せないことには、本当に大丈夫なのかどうかなんてわからない、ということです。ただのリンパの腫れかもしれないし、虫刺されかもしれないし、あるいは急を要する状態かもしれない。そんなの、ド素人がうじうじ考えていてもしょうがない。

私の専門は油絵の保存修復ですが、これも医療と同じで、ど素人(画家さんだったり、学芸員さんであったり、あるいは画材屋さんなども「保存修復」を専門に学び実際に修行しているのでないのであれば、ド素人でしかありません)がどうこう考えたり、ましてや処置しようとするのは愚かな行為です。また、実際に作品そのものを見ないと、専門家でも大丈夫な状態かどうかなんて正確にいうことはできません。

ネット上で医療関係の相談ができるサイトがあります。そのサイトは医師が質問に対し回答をしている模様ですが、実際に相談者の身体を見ているわけではないので、できる回答はあくまでも「一般論」に過ぎません。「一般論」と「患者本人」が乖離することは多々あります。

実際私自身がそうでしたが、病院に行くまでなど、ネットでものすごく時間をかけてうじうじと考えたりしていました。でも、それだけ悩んで時間を無駄にするなら、実際に医者に見せて、建設的な相談をするほうがよっぽど良いです。悩んでいる間に病気が進行して、「早く相談していれば」と嘆くほうが恐ろしいことです。

なぜなら「顎下腺腫瘍」は自己治癒、自然治癒しないからです。時間が経つにつれ、悪化こそすれ(必ずではないです)、悪性のものが良性になることは決してないと言われています。良性のものが悪性になることはあるのに、です。

だからこそですが、このシリーズを書く意義として、声を大にして言いたいこととして「顎下腺腫瘍かも」と疑いがある時点でいち早く医療従事者に診てもらうのが大事!と私は伝えたい。

見つけた今が一番症状として軽症なはずで、一番治療をする際に面倒なことが少ない状態です。だからこそ、最も軽症な段階で医者に繋がれば、一番楽なはずなのです。

病院にいったら即手術ということはないですし(仮にそうなら大分危険な状態になっているはずなので…)、手術するしないの決定権は患者にあるので、そこで怖がる必要性はありません。必要があればセカンドでもサードでもお医者さんにかかって、複数のお医者さんの意見を聞いてみて、納得できる判断をすればいい。「腫瘍」だなんて大げさなものではなく、「なーんだ」という結果であればなおいい。

一度健康を失うと、それを取り戻すのは本当に大変だから。ちょっとでも「おかしいな」と思ったら病院にいってほしいなと切に願います。皆さんの健康的な生活のために。

というわけで、こういう入院・手術のシリーズを始めています。油絵保存修復の話を読みたいのに!という方には申し訳ありませんが、両方話を進めていけたらと思います。

ここまで読んで下さり、ありがとうございます。こういうことを書いていられるのも健康があるからです!読んで下さる方がいることも、本当にありがたい。ではまた、お会いできますよう。ではではまた~。

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