入院・手術の話⑪:入院初日(手術前日)と手術当日の手術前までの話

入院手術の話:顎下腺腫瘍

少しずつ、入院および、手術当日のお話を書いておこうと思います。

詳細な感じは各病院で異なるかもしれませんが、大まかな流れはあんまり変わらないのではないかと思うので。

入院当日(手術前日)

入院手続きをして、指定された病棟および階にいくと、自分のベッドを教えてもらう。

荷物などの片づけをして、一息ついているところで、病院内の案内と説明をしてもらい、簡単に身長と体重の測定。

時間的にすぐお昼ごはんが普通にでてくる。

手術に関わる関係者および入院中お世話になる看護師さんの紹介などを経て、各種専門の方からの説明が色々、本当に色々続く。

また、手術などの際に必要なものを購買部みたいなところで購入する必要があったので、そういうのも購入も前日うちに行う。

そうしているうちに夜ご飯の時間となり、普通にご飯を食べ、身支度をして、就寝。

手術当日:手術直前まで

手術当日は食べることはできず、飲み物は水のみ。お茶など、色のついているものはダメ。味のあるものもダメ。

手術実施時間の2時間半前くらいまでは水(白湯)は飲めましたが、それ以降は飲み物もだめ。手術中とか手術後などに嘔吐などをし、吐瀉物を喉に詰まらすなどしないため、胃になにか残らないようにでしょうね。

その間にルート確保に看護師さんがやってくる。

事前に素肌に術着(ただし下はパンツ履いてる)の状態でルート確保を待つ。私はこの度の手術が4回目の人間なので、点滴などの針が入りにくいこととか、新人さんだと針が絶対入らないということをもう何度も経験しているので、その旨を伝えるのですが、絶対に最初は新人さんが腕のあちこちに穴をあけて、先輩を呼びます(苦笑)。この時もそうで、先輩看護婦さんが上手にルート確保(すでに腕には青あざが…)。

手術30分前くらいかな?トイレとかを済ませて、弾性ストッキング(血栓などを予防するもの)を着用。

時間になると看護師さんに連れられて、自分で歩いて手術室まで行きます(笑)。

手術直前

手術エリアに看護師さんと到着すると、手術室エリアに入ったすぐの扉のところでオペ看さんに氏名と誕生日だったかな?とどこを手術するのかを確認されます。手術部位に関しては「どこどこを切りますよね?」みたいな誘導尋問ではなく、自分で「この部分の手術です」みたいに、患者取り違えをしていないことの確認と、おそらく患者自身が「何の手術をするのか理解しているかどうか」の確認みたいなことをしているようでした(これは私の主観にすぎませんが)。

こういうやりとり前後あたりで、前日に購買部で購入した「手術用帽子(?)」を着用します。特に私の場合は顎部分の腫瘍の手術なので、髪の毛が邪魔にならないようにする必要があるためです。それまでの手術で、手術帽をかぶった覚えがないことと、そもそもに「それ、病院側が用意しておいて、あとで請求とかじゃなくて、自分で買うんだ…」とものすごくびっくりした覚えがあります(苦笑)。

そこから自分が手術される手術室まで連れていかれ、そこでもう一度氏名、誕生日、どこの手術をするのかを口頭と指さしで確認されます。大きい病院だとどれくらいの頻度で手術をするのか不明ですが、当然同じ病気とか、同姓同名とか、病気の右左問題とか、そういうので患者取り違えとか、手術部位間違いをしないため、何度も確認するんでしょう。そうそう。そもそもに、入院した段階で、腕にバーコードをつけるので、手術の前に、確かその読み込みとかもしていた覚えがあります。

手術用ベッドの上で位置確認をした上で、全身麻酔をかけられます。ちなみに一般論的な話ですが、へそから下の手術は部分麻酔、へそから上の手術は全身麻酔が基本のようです(多分内臓に関わる話で、腕とかの手術なら部分麻酔じゃないのかな)。

漫画とか、人の話とかで、全身麻酔の場合は数字を10まで数えさせられると聞いた覚えがあるのですが、私の場合は「深く呼吸をしてください」と言われました。で、しょっぱなでむせました(苦笑)。で、むせている間に麻酔が効いてしまい、本当に苦しくて苦しくてしょうがない状態でブラックアウトという感じでした。「こんなむせている状態でいいのか~?!」と内心パニックでしたが、とりあえず無事です(苦笑)。

ですので、ここからの記憶とかは勿論何もなく。お花畑とかを見ることもなく。

本日のまとめ

何度も書くようですが、今回の入院は人生で3回目、手術は4回目で慣れているものの、前回の手術や入院からは結構な年数が経っていたので、色々過去との違いを知る感じでした。

同意書とかの紙類が本当に「こんなに?!」ってほど出てきたり、事前に使う薬品とかの説明とかもされます。そもそもに入院当日に麻酔医と担当オペ看(?)が挨拶と説明にくるのも「いままでそんなのあったかしら…」と思いました。そういう話を唯々諾々に聞くだけではなく、わからないこと、疑問なことなどを、説明されたその時点に限らず、きちんと書類を読んで「やっぱり聞きたい」となったら質問してもよいというのが、へぇ、と思ったことです。

また、一番、へぇと思ったことは、「同意書」を出したからとそこから意を翻すことができないわけではなく、「手術直前でも【やっぱり!】と思ったら、拒否できる、やめることができることは忘れずに」と言われたことです。

勿論それは逆説的な見方をすると「拒否がない限りは患者の意思である。患者の同意である」ということになるということで、病院側の「訴えられないため。あるいは訴えられても強みになる」ということなんだろうとも思いました。

だからこそだけれども、一つ一つの説明とか、同意とか、正直本当に面倒ではあるのだけれど、自分の身体(あるいは家族や血縁の身体)の話であり、その責任が自分にあるということなのだから、質問なりなんなりして、きちんと話を理解するそういう努力って大切だなと思ったりしました。また、手術のことだけでなく、入院生活での疑問不安に関しても、不安解消ってとても大事なので担当してくださる看護師さんにきちんときくこと、大事です。

私の専門の油絵修復でもそうですけど、作品を健康に保つ努力って、保存修復家だけがどう頑張っても無理なんですよ。その所有者(いわゆる人間に置き換えると保護者)が適切に被保護者である作品(人間目線でいうと子供や要介護の人)を適正に扱う努力をする必要があるわけです。いわゆる病気にならずに長く健康でいられるために生活上で予防習慣をつけるような話です。

病院でも同じで、お医者さんや看護師さんなどの医療従事者だけが頑張れ!って話ではなくて、健康でいたいなら、治療して完治したいなら、早急に退院したいなら、「患者自身(およびその患者の保護者などの家族親類縁者)の協力が不可欠」といいます。

どういうことが「協力」なのかと考えると、病院内においては、治療方針を理解することなんだと思うのです。唯々諾々になれという話ではなく、「納得」を得ることが大事なのかなと思うのです。納得できないのに、理解できないのに「はい、はい、仰せのままに」だと、何かあった時に怖いので。

そもそもに入院をする迄の間の検査やら、問診やらで色々話を重ねた上での治療方針が提示されているはず、とは思うのですが、それに「納得」ができないなら、「拒否」も可能。それが病院のありかたみたいなので。ただ、それは「患者がわがままをしてもいい」ではなく、「当病院の治療方針に従えないなら、よその病院へ」だとは思いますが。

同意書どっさり問題というのは、結局のところそれまで「患者さんが唯々諾々だったり、お医者さんが説明不足だったから」問題があったからだと思うんです。実際、正直なところ医療従事者でもない一般人にとって、どれだけ病気の説明をされても「理解しきれない部分」というのはどうしてもあるのは事実で、不安が多少あるのも事実。

だからこそ、できるだけ自分で調べてみるって大事かもと思うのです。可能であれば、ネットなどの情報ではなく(それは真実もあれば嘘も虚構もある、玉石混合だから)、きちんとした専門書を読んでみる、ということです。ネットは事前に何を調べたらいいんだろうということを知るきっかけ程度にするとよい…と思ったりするんですよね。

セカンドオピニオンとか身近な医療関係者に聞くとか、そういうのでもいい。責任を入院する病院に乗っけるのではなく(勿論手術する病院の責任は大きいのだけど)、選択・同意をする「責任」というのがあることを改めて考えることって大事かなと思うのです。

ここまで読んで下さりありがとうございます。まだ続きもありますので、以降も読んでいただけましたら幸いです。ではでは、また~。

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